ラグビーリーグワン1部・静岡ブルーレヴズの関係者らが6日、静岡県庁で出野(いでの)勉副知事(69)を表敬訪問し、先月8日に終えた今季の成績などを報告した。

5勝(不戦勝1)11敗(不戦敗4)で12チーム中の8位。出野氏の「コロナ禍で苦労があったと思う。最終戦など逆転負けの試合では悔しさが残ったのでは」に、チーム最年長のSH矢富勇毅(ゆうき、37)は「結果に納得している選手はいない。オフから練習にしっかり取り組み、来年は優勝報告をしたい」と力を込めた。

リーグ初のプロクラブとして新チーム元年となった今季、ホームエリアを県内全域に広げ、3月にはJ1清水の本拠地IAIスタジアム日本平(アイスタ、静岡市)で初のリーグ戦ホーム試合を行った。山谷拓志(たかし)社長(51)は「多くの県民の皆さんに支えていただけた」と感謝した。来季に向けて、中部地区でキャンプや練習試合を行い、公開する構想を披露。9月に県内で予定されている中学年代の全国大会には優勝カップの提供など支援を検討し、ジュニア層の競技人口増加を目指す副知事を喜ばせた。【倉橋徹也】