昨夏の東京オリンピック(五輪)でメダルを獲得した男子2選手が大会復帰した。

60キロ級で銀メダルの文田健一郎(26=ミキハウス)は、決勝で鈴木絢大(レスターホールディングス)と対戦。6-3で勝ち、2大会ぶり4度目の明治杯制覇を遂げた。

鈴木が昨年の全日本選手権で優勝していたため、この大会で勝った文田が世界選手権(9月、セルビア)代表を決めるプレーオフに持ち込んだ。

その一戦は、文田が一時はリードを許し、終盤まで2-2でもつれる展開となったが、最後は銀メダリストの意地で4-2の勝利を収めた。

77キロ級で銅メダルの屋比久翔平(27=ALSOK)は、同じく決勝で前田明都(レスターホールディングス)に6-3で勝利。世界選手権の代表に内定した。【木下淳】