国際オリンピック委員会(IOC)は24日、オンラインで開いた理事会で2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪の実施種目を協議し、一部で除外の懸念が報じられていた日本のメダル有望種目、ノルディックスキー複合の男子存続を決めた。国際競技連盟が要望していた女子の採用は見送った。

IOCは、直近の五輪3大会のスキー複合で4カ国がメダルを独占し、観客数は最低だったと指摘。シュトス・プログラム委員長は「非常に懸念される状況」と述べ、世界的な普及度や人気を問題視した。開幕まで4年を切った26年大会は選手への影響を考慮して実施するが、札幌市が招致を目指す30年大会に向けては競技人口や集客で飛躍的な向上を求めた。

新種目にはノルディックスキー・ジャンプの女子個人ラージヒルやフリースタイルスキーの男女デュアルモーグル、スケルトン混合団体、リュージュ女子2人乗りを採用。女子の参加比率は冬季大会で最高の47%に達し、選手総数は22年北京大会から8増の2900人になる見通しとなった。

ジャンプと距離を組み合わせたスキー複合は、第1回冬季五輪の1924年シャモニー大会から行われ、日本男子は荻原健司らが「金」を含めてメダルを量産している。女子は世界選手権での実施が1度で、10カ国・地域の参加にとどまったことがネックとなった。(共同)