高校ボクシング東北大会準決勝が行われ、ウエルター級では水沢工・和賀龍希(2年)が3回24秒のRSC勝ち(アマチュアボクシングでレフェリーが行う勝敗宣告)で初戦を突破した。

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水沢工・和賀は「速く細かいジャブ」と「腕を伸ばし切って相手との距離を取るジャブ」の2種類をうまく使い分けた。今年1月、東北大会決勝で弘前工・浜田実来(3年)に1-4で判定負け。それ以来、ジャブを使い分ける練習を重ねてきた。今春の選抜出場は逃したが攻撃の幅を広げたことで、岩手県総体では準決勝、決勝ともに1回で相手を倒し、初の全国切符をつかんだ。今日26日の決勝では再び浜田と対戦する。和賀は「リベンジです」と一言。リベンジを果たし、インターハイに弾みをつける。