フィギュアスケート女子の18年グランプリ(GP)ファイナル女王、紀平梨花(20=トヨタ自動車)が22日、インスタグラムに復帰戦への抱負をつづった。

2季ぶりの実戦復帰となる名古屋市での中部選手権(23~25日、邦和みなとスポーツ&カルチャー)を前に、以下の通り投稿した。

「もうすぐ中部選手権です」

「怪我(けが)は後少しのところですがまだ完治ではないので、去年のようにまた悪化しないように、氷上練習もたくさんは積めていませんが、構成を落として出場します」

「全日本選手権にどうしても出たいので、中部選手権予選通過できるように無理しすぎず、でも頑張ります!!!」(原文まま)

昨季は右距骨疲労骨折による右足関節痛などのため全ての競技会を欠場。3連覇が懸かっていた全日本選手権や、その先の北京オリンピック(五輪)出場を逃した。

26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪への再出発となる今季。まずは全日本選手権(大阪・東和薬品RACTABドーム)出場を5月のイベント時に目標として掲げていた。

ここまで慎重に復帰を目指してきて、先月のチャレンジャーシリーズ(CS)も参戦せず。そのため全日本の予選会となる中部ブロック大会が免除対象にならず、シード権もない中で出場が必須となっていた。

「構成を落として」の説明通り、現段階では24日のショートプログラム(SP)にダブルアクセル(2回転半ジャンプ)、3回転サルコー-2回転トーループの2連続、2回転ループで挑む予定構成が提出されている。