男子テニスの元世界ランキング1位、ロジャー・フェデラー(41=スイス)が23日、ロンドンで開催された欧州選抜と世界選抜による対抗戦、レーバー・カップのダブルスで現役最後の試合に出場した。

長年ライバルとして名勝負を演じたラファエル・ナダル(スペイン)と組み、米国のペアに競り負けたものの「完璧な旅だった。もし可能ならもう一度、同じ旅をしたい」と涙ながらに語り、栄光に彩られた選手生活に幕を閉じた。

男子で初めて4大大会20勝に到達。ウィンブルドン選手権では最多8勝を挙げた。両親が見守り、観客が大声援を送る中、随所に名手の片りんを見せた。試合は6-4、6-7の後のマッチタイブレークを9-11で落とした。「素晴らしい一日だった。いい試合だった」と振り返った。

近年は膝の故障に苦しんだ。昨年、3度目の手術を受けたものの回復には至らず、15日に引退を表明した。昨年のウィンブルドン選手権以来の実戦となり「体が持つか心配だったが、何とかやり遂げることができた」と胸をなで下ろした。(共同)