北京五輪カーリング女子日本代表で銀メダルのロコ・ソラーレは4日、前日本女子代表コーチのジェームスダグラス・リンド氏(37)とコーチ契約を結んだと発表した。カナダ出身のリンド氏は前日、日本協会との契約解除が発表されたばかりだった。

ロコ・ソラーレの本橋麻里代表理事は、「『世界一』を目標に掲げ、『勝つ』だけでなく、ファンの皆様に楽しんでいただける試合を目指す中、とても心強いサポートを受けられる事に感謝いたします」とコメントした。

関係者によると、小野寺亮二コーチは今後も継続してチームを指導。カナダ遠征中などはリンド・コーチが主にサポートし、国内大会では小野寺コーチが中心となって支える。31日に開幕するパンコンチネンタル選手権(カナダ・カルガリー)は両指導者がコーチ席に座る見通し。

リンド氏は前日に日本協会を通じて、「培った人脈を永遠に大事にし、今後はナショナルコーチとしてではなくなりますが、(何かあれば)サポートを続けたいと思っています」との談話を寄せていた。契約解除の理由にはリンド氏本人の家庭の事情と、今後の女子強化チームの強化の方向性を考慮したとされていた。