東地区4位の青森ワッツが、逆転で東北ダービーを制した。同6位の福島ファイヤーボンズに62-60で競り勝ち、通算成績を6勝6敗の五分とし、昨季の年間5勝を12試合目で上回った。これで福島戦は3連勝。アレックス・デイビス(30)が、チームトップの15得点10リバウンドとダブルダブルの活躍を見せ、マックス・ヒサタケ(24)も10得点と躍動した。

青森が大接戦をものにした。第3クオーター(Q)で最大14点差をつけるも、終わってみれば2点差。それでも連敗せずに勝利を挙げた。高原純平ヘッドコーチ(42)は「あくまでも自分たちの目標はプレーオフ(PO)進出。1つでも多く勝ち続け、1試合でも早くPOが決まるように頑張っている。五分に戻せたというよりも、もっともっと勝ち星を増やしていきたい」と力を込めた。

第1Qは11-15とビハインドで終えたが、第2Qは青森が先手を奪う。デイビスがシュートを成功させるとイージェイ・モンゴメリー(23)が3点シュート(3P)。その後もモンゴメリー、池田祐一(25)、ヒサタケと3連続シュートが決まる。第1Q終盤からの7連続得点などで逆転し、流れを握った。第3Qでは最大14点リードを奪ったが、徐々に点差を詰められ、第4Qに一時勝ち越しを許す。それでも55-58の残り3分35秒で会田圭佑(27)が同点の3Pを決める。会田のフリースロー2本やホール百音アレックス(23)のシュートで勝ち越し、2点差で逃げ切った。今日13日の福島戦では2連勝を目指す。