今季ホーム全勝の強豪に底力を見せつけられた。東地区7位仙台89ERSがアウェーで西地区3位島根島根スサノオマジックに87-92で惜敗。今季最長の4連敗を喫した。ネイサン・ブース(28)がチーム最多16得点で5選手が2桁得点をマークしたが、1点リードで突入した第4クオーター(Q)終盤に勝ち越しの3点シュート(3P)を浴びた。次節は26、27日、ホームで川崎と対戦する。

チーム一丸で粘ったが、相手が一枚上手だった。2点を追う第4Q残り1分40秒、ブースの2点シュートで83-83の同点とするも、すぐさま島根・安藤誓哉(30)の3Pで突き放され、追いかける展開に。再びブースが得点し、85-86としたが、安藤の連続3Pで振り切られ、試合は決した。仙台は、安藤の両軍最多、今季自己最多となる3P5本を含む29得点の大活躍で、連敗脱出を阻まれた。

ディフェンスを売りにする仙台にとって痛い1敗だが、前日19日は今季最多の95失点で完敗。藤田弘輝ヘッドコーチ(36)は試合後「何を言っていいのか分からない。明日またファイトするだけ」と話していた。この日は小寺ハミルトンゲイリー(38)が眼窩(がんか)骨折で欠場する中、3P成功率とリバウンドの数字を伸ばして接戦を演じた。次節は11月に行われる唯一のホーム2連戦。1日でも早く、連敗を止めてみせる。