宇都宮に今季新加入した笠井康平(29)がホームで躍動した。

前節の三河戦に続き、プレータイムは3試合連続15分以上。前半こそ無得点だったが、第3Qにはチーム最多の7得点。第4Qにはダメ押しのフリースローを2本とも決め、移籍後自己最多の9得点をマークして、勝利に貢献した。

「前半はなかなかいいプレーができなかったけど、しっかりエナジーを出して、自分らしく、泥くさくがんばるという気持ちだった」。今季4戦目にしてホーム初勝利を届けることができた。「ブレックスのファンの熱量はすごい。その中でプレーできて幸せ」と話した。

佐々宜央(さっさ・のりお)ヘッドコーチ(38)は「笠井やヒデ(荒谷)がアグレッシブにやってくれた。誠司(鵤)、遠藤、比江島らを引っ張りすぎているから、彼らに期待するところは大きい」と話す。笠井の出番は今後も増えていきそうだ。