第4回関西スポーツ応援企業表彰式が26日、大阪市内で行われ、女子ラグビーの「神戸ファストジャイロ」を設立した早駒運輸(本社・神戸市中央区)がスポーツ振興賞を受賞した。

神戸製鋼(現コベルコ神戸スティーラーズ)で7連覇を達成し、日本代表でも活躍した平尾誠二さんと親交の深かった同社の渡辺真二社長が、関西のラグビー選手が関東圏に流出するのを防ぐために18年から支援を開始。全国高校ラグビー大会で啓光学園(現常翔啓光)を率い、04年度に4連覇を達成した記虎敏和氏をスーパーバイザーとして招いて強化を進めている。

渡辺社長は「平尾誠二さんの影響でラグビーにのめり込みました。18年にファストジャイロを立ち上げまして、記虎先生をお呼びして指導して頂いております。神戸に、この関西に、ラグビーの力をもっと集めたいと思います」と語った。

昨年10月には第1回神戸ファストジャイロカップを、関学大グラウンドで開催。女子ラグビーの普及に努めている。

大賞は社内スポーツイベントのSEIチャレンジカップなどを行っている住友電気工業、地域振興賞はサッカーJ2の徳島ヴォルティスによるスポーツ振興活動をする大塚ホールディングスが受賞した。