新体操の元日本代表でロンドン五輪などで活躍したサイード横田仁奈さん(28)が、今月中旬に都内で結婚披露宴を行った。夫は短距離陸上選手で昨年2月から早大競走部の監督を務め、短距離を指導する大前祐介氏(40)。ウエディングドレス姿や2人そろっての記念写真などを公開した。

2009年に新体操日本代表入りし、団体メンバーとして五輪、世界選手権に出場歴がある。引退後は新体操の講師を務め、20年10月、「美のオリンピック」と称されるミス・ユニバースの日本予選に挑戦。21年には新体操の世界選手権のテレビ中継でリポーターも務めた。

2人は22年2月22日に結婚し、サイードさんは現在第1子を妊娠中で、今春に出産予定。結婚式で大前氏は「僕らの子供なので、スポーツは何するの? など期待されることもあると思いますが、元気に自分の好きなことをやって育ってくれれば十分です。これからも家族を温かく見守ってください」とあいさつしたという。

出産後、状況をみて仕事復帰し、新体操、スポーツの魅力を発信していく。

◆サイード横田仁奈(よこた・にな)1994年3月2日、東京都生まれ。父はパキスタン人。藤村女-国士舘大。09年に団体代表入りし、主力として活躍。ロシアで団体生活を送りながら、12年ロンドン五輪団体7位、10年世団体6位、11年世団体5位など。15年に引退。171センチ。