前回準Vの張本智和(19=IMG)森薗政崇(27=BOBSON)組がフルゲームの激闘を制し、2年連続で決勝に進出した。すでに混合ダブルスで優勝していた張本は、同種目、男子シングルスをあわせた「3冠」に前進した。

第1ゲーム(G)はいきなり4連続得点を奪われるスタートとなったが、張本は落ち着いて台上の奥へコントロール。サウスポーの森薗も強烈なフォアハンドを浴びせ、11-6で奪った。

ただ、第2G以降は大島祐哉、田添健汰組(ともに木下グループ)の攻撃に苦戦。体勢を崩され、ボールを台上へ返しきれない場面もあった。

それでも、第5Gに4点差を追いつき、ジュースへ持ち込むと、14-12で奪取した。勝利した瞬間は森薗があおむけに大の字で倒れ込み、8歳年下の張本がハグ。会場からは大きな拍手が送られていた。

勝利した2人は、同日に及川瑞基(25=木下グループ)松島輝空(15=木下アカデミー)組との決勝に臨む。