3試合の総合成績で争う「トリプル」第2戦を兼ねた男子個人第13戦で山本涼太(長野日野自動車)は6位だった。前半飛躍(ヒルサイズ=HS109メートル)で106メートルを飛んで2位につけたが、後半距離(10キロ)で順位を下げた。
前半首位のヨハネス・ランパルター(オーストリア)が逃げ切り、今季4勝目、通算7勝目を挙げた。渡部暁斗は30位、渡部善斗(ともに北野建設)は31位。山本侑弥は43位、谷地宙(ともに早大)は44位で、木村幸大(中大)は47位。
女子個人第7戦は、日本勢では葛西優奈(早大)の6位が最高。前半飛躍(HS109メートル)で99メートルの113・0点で4位だったが、後半距離(5キロ)で後退した。イダ・ベスボルハンセン(ノルウェー)が今季7勝目、通算14勝目。葛西春香(早大)は7位、中村安寿(ショウワ)は13位だった。畔上沙那(日体大)は後半距離で棄権した。
◆山本涼太の話 (距離で体は)意外と動いたので、良かった。いい時に戻ってきた感じがする。体調は回復してるというのを体で実感できた。明日もちゃんとしたレースができるような順位にはなった。
◆渡部暁斗の話 こんなもの。(上向く)きっかけをつかめない。走力がいいところまで来ていない。悪い時はとことん悪いことが起きる。ジャンプは昨日よりもいいジャンプができた。反省を生かして、明日はいいジャンプをしたい。
◆渡部善斗の話 (距離は)力を出してもスピードが出ていない。後ろから速い選手が来ても食らい付けない。力が足りていないのは間違いない。どうしていいのか分からない感じ。
(共同)