日本オリンピック委員会(JOC)は3日、柔道男子73キロ級でオリンピック(五輪)2連覇の大野将平(旭化成)の進退に関し、全日本柔道連盟(全柔連)から「トップアスリートとしては終わりにする。(今後)五輪、世界選手権には出場しない」と伝えられたことを明らかにした。
大野は全柔連の強化指定を外れているが、選手登録を残したまま指導者としての道を歩み始める。JOCは3日に東京都内で選手強化事業専門部会を開き、23年度のスポーツ指導者海外研修事業で大野の申請を承認。渡航先は英国で出発時期は未定だが、2年間の長期研修を計画しているという。