Bリーグ1部レバンガ北海道は8日、11日のアウェー宇都宮戦に向けた札幌市内での練習をメディア公開した。7日に退任が発表された佐古賢一前監督(52)に代わって采配を振る小野寺龍太郎監督代行(41)は、シーズン開幕当初にチームが最低限の目標として挙げていた勝率5割について「残り24試合でチャンスは0ではない。チャレンジできうる位置」と8勝28敗からの浮上に意欲を見せた。

小野寺監督代行は、00年から日本リーグで約4年プレーし、現役を引退。米国の名門大学などで指導を学び、主にbjリーグやBリーグ2部チームで監督、アシスタントコーチを歴任、20年から北海道でアシスタントコーチを務めてきた。「まずは目の前の宇都宮戦に向けて準備することが僕らのできる全てのこと」と代行采配初戦を見据えた。

ベテランの桜井良太(39)は、退任後の佐古前監督から「申し訳なかった」と直接謝罪を受けたという。「シーズンが終わった時に、佐古さんにしっかり(B1残留を)報告できるような試合をしたい」と神妙な表情で巻き返しを誓った。【中島洋尚】