東レが大分三好を3-0で下し、ホーム2連戦を連勝で終えた。これで20勝10敗。順位を1つ上げ、ファイナルステージ進出ラインの4位に食い込んだ。4日の試合(3○1)で課題の残ったレシーブシステムを修正。主将のOH峯村雄大(28)は「みんなで話し合って修正し、共通認識をもって臨んだことがストレート勝ちにつながった」と振り返った。

第1セットは接戦となった。エースのOPパダル・クリスティアン(26)に球を集めて得点するも、相手も食い下がり25-25。最後はクリスティアンの技ありブロックで相手を突き放した。第2セットでは13-13から4連続得点。リードを保ったまま振り切った。2セット連取で勢いに乗り、最終セットでは相手にリードを許さなかった。チーム最多19得点のクリスティアンは「冷静にプレーすることを意識し、自分の仕事をやりきることにフォーカスした」と笑顔。2連勝を喜んだ。

クリスティアンに次ぐ11得点のOH富田将馬(25)はサーブレシーブを10本成功。ボールを積極的に拾い、「フロアディフェンスが機能していた」と胸を張った。次戦ではアウェーで3位の堺と上位対決に臨む。「(次も)セッターが楽になるボールを返したい」と続けた。難敵の続く残り6戦について篠田歩監督(43)は「どこにも負けられない」ときっぱり。ここから技術の上積みは見込めないとし、「今までやってきたことを試合で出すことが大事。しっかり準備して臨みたい」と力を込めた。【倉橋徹也】