カーリング男子日本代表のSC軽井沢クラブが14日、来月1日開幕(現地時間)の世界選手権(カナダ・オタワ)へ向けた会見に臨み、力強く決意を示した。

日本選手権で2連覇を達成したSC軽井沢クラブは、メンバー4人に加え、北見協会からリザーブ臼井槙吾(28)を迎えて大舞台に挑む。自身6年ぶりの出場となる山口剛史(38)は「非常に楽しい舞台で、非常につらい舞台だと思う。1日2試合が続く上に、ほとんどの対戦相手が自分たちよりも強いチームになる。それでも楽しい大会だと僕は思う」と高揚感を漂わせた。

23歳から競技を始めたリード小泉聡(35)、16歳のセカンド山本遵、若きスキップ栁澤李空(21)らにとっては、初の世界選手権となる。山口は「変なチームだと思う」と冗談交じりに客観視しつつ、独特の言葉選びで意気込んだ。

「しっかり“変さ”を出して、どのチームにも『あいつらヤバいぞ』と思われたいです」

この舞台に懸ける思いはどのメンバーも強い。栁澤が「世界選手権でも最高のパフォーマンスが発揮できるように」と口にすれば、山本も「1つの情報に対して、1つ以上の価値を見いだすコミュニケーションができれば」と具体的にプレーを思い描く。小泉も「結果が求められる舞台」と引き締まった表情を見せた。

今後は国内で実戦形式の練習を積み、20日にカナダへ出発。その後は代表コーチのボブ・アーセル氏のもと、ケロウナで合宿を敢行する。

世界選手権は1次リーグ12試合を7日間かけて行い、上位6チームが9日(日本時間)以降のプレーオフに進出する。