カーリング女子日本代表のロコ・ソラーレ(世界ランク5位)が、今季の欧州王者デンマーク(同9位)との初戦に臨み、6-7で黒星発進となった。

7年ぶりの世界選手権の初陣は接戦となった。第6エンド(E)までに6-2と優位に試合を進めたものの、第7Eから2エンド連続で2点を献上。6-6と同点に追いつかれた。

第9Eをブランクエンドとし、同点のまま後攻の第10Eへ。相手にNO・1を握られる中、スキップ藤沢五月(31)のラストロックはドローショットを選択した。このショットが想定よりもやや速くなり、スルーとなった。1点スチールを許し、逆転負けを喫した。

藤沢は「後半のアイスチェンジにうまくアジャストできなかった」と淡々とした口調で分析。「前半は石がマッチしていなくて、他のメンバーと私とのウエートの感覚がズレてしまい、自信を持って投げられなかった」と打ち明けた。

この試合から約2時間後には、1次リーグ第2戦のスイス戦(世界ランク1位)が控える。

「次まであまり時間がないが、何にアジャストすべきかをコーチとも話し合いたい」

課題を修正し、世界選手権3連覇中の強敵に挑む。