アウェーで初のカード連勝だ! B1仙台89ERSが三遠ネオフェニックスとの延長戦にもつれ込んだ激闘を制し、86-83で勝利した。82-83で迎えた延長残り1・7秒、小林遥太(31)が値千金の3点シュート(3P)。85-83とし、最後は小林がフリースローも1本沈めて試合を決めた。

入った瞬間、小林は感触をかみしめるように力強くガッツポーズ。仙台ベンチも跳び上がって喜んだ。小林は「思い切って打ちました。本当に入ってうれしいです」。直前のタイムアウトで、コーチ陣が小林とジャスティン・バーレル(34)に対し、「決めてこい」と指示。小林がペイントエリア内のバーレルにボールを預け、バーレルはバランスを崩しながらも小林に戻す好アシスト。小林がしっかりと決め、託された2人でコーチ陣の信頼に応えてみせた。

小林の3Pで勝利はぐっと近づいたが、選手たちに気の緩みはなかった。強度の高いディフェンスを最後まで継続させ、三遠に反撃のチャンスを与えず。最後の最後まで自分たちのバスケットを貫き、勝利をもぎ取った。

この勝利で14勝28敗。B1初年度の16-17年シーズンに並ぶ14勝に到達した。今後は、22日に東地区首位千葉、25、26日に西地区2位琉球と強豪とのアウェー3連戦が続くが、1歩も引くつもりはない。ここから先は、白星を積み重ねるごとに新記録。仙台がチーム史を塗り替えていく。