女子日本代表のロコ・ソラーレ(3勝5敗)が韓国(4勝4敗)との1次リーグ(L)第9戦に臨み、7-4で勝利した。連敗を「3」でストップ。決勝トーナメント進出へ望みをつなぐ1勝となった。

3連敗中と苦しんでいた日本が、中盤以降に突き放した。

1-1で迎えた後攻の第5エンド(E)でフロントエンドからチャンスを整えると、ダブルテークアウトを狙った相手の第8投がスルー。すかさずスキップ藤沢五月(31)がドローショットを決め、3点を奪った。

序盤は表情がこわばるシーンもあったが、後半からは笑顔も増え始めた。4-2の第7Eでも2点を追加。サード吉田知那美(31)がダブルテークアウトを3つ成功させるなど、相手に大量得点のチャンスを与えなかった。

吉田は「4勝目を挙げるまでに長い時間がかかってしまったので、この1勝がとてつもなくうれしいです」と破顔した。

今大会6日目にして9試合を消化。声をからすほど、1投1投に思いを込めている。「7年前(の世界選手権)でもさっちゃんが声をからしてしまったように、いろんなスキップやバイススキップが声を失っております」と笑い飛ばした。

4勝5敗とした日本は、日本時間23日午後10時からカナダ(6勝3敗)との次戦に臨む。吉田は「エネルギーを持って氷に上がることだけに集中したい。どんな時も自信を手放さず、自分たちのパフォーマンスを出せば、必ずいい結果が出ると思う。気持ちの準備をしっかりして、次の試合に臨みたい」と誓った。

出場13カ国による1次Lは全チーム総当たり方式で行われ、上位6チームが25日(日本時間)以降の決勝トーナメントへ進出する。

すでに5敗を喫している日本は、負けられない戦いが続く。