東地区2位のアルバルク東京が、同地区最下位のレバンガ北海道に70-73で惜敗した。19-20年シーズン以来3季ぶりの地区優勝へ負けられない一戦を落とし、更新していたB1の「ホームゲーム連勝記録」も19でストップした。

最終クオーター(Q)で一時は逆転に成功したものの、粘れず今季10敗目(35勝)。同地区首位の千葉Jとは5ゲーム差に開き、デイニアス・アドマイティスヘッドコーチ(監督)は「ディフェンスの集中力が欠けていた時間が目立った」と肩を落とした。

第1Qから、強度の高いディフェンスに苦しめられた。序盤から、常に追いかける展開。第2Qも決め手を欠き、前半を33-36で折り返した。第3Q後半は、リズムをつかんだかに見えた。途中出場の岡本飛竜(29)が3Pを沈めると、ザック・バランスキー(30)が豪快なダンクを決めて53-53と追いついた。

だが、55-56の1点差で迎えた最終Q、開始早々にPG安藤周人(28)のシュートで逆転も、後が続かなかった。安藤が3Pを決めてもすかさず相手に3Pを決め返されるなど、離せない。最後は多く与えたフリースローでの失点が響き、3点差の惜敗となった。

主力の田中大貴、小酒部泰暉らをケガで欠き、ライアン・ロシターも不出場。25日の同カードは88-65で快勝したものの、雪辱を果たされた形だ。今季、脅威の24連勝を達成した千葉Jに、残り15試合で5ゲーム差。安藤は「けが人がいたからは、負けた言い訳にはできない。今日はいい経験。修正して準備したい」と、切り替えた。正念場が続く。