空手女子組手61キロ級の東京五輪代表、染谷真有美が現役を引退すると30日、全日本空手道連盟が発表した。昨年は世界を転戦していたという染谷は「全てを終えたとき心が満たされ、もう戦いを望んでいなかった」とコメントした。
茨城県出身で2014年世界選手権3位。新型コロナウイルスの影響による延期や代表選考見直しを経て出た五輪は1次リーグで敗退したが「たくさんの人たちに助けてもらいながら夢の舞台で戦えたことを誇りに思う」と語った。今後は68キロ級の12年世界女王で姉の香予の練習パートナーをメインに指導や普及活動などをするという。