男女計7階級が行われ、男子で60キロ級は中村太樹(国士舘大)、66キロ級は藤阪泰恒(パーク24)、73キロ級は石原樹(日体大)、81キロ級は老野祐平(帝京平成大)が、いずれも初優勝した。
女子は52キロ級で白石響(環太平洋大)が2年連続2度目の制覇。48キロ級は荒川朋花(ミキハウス)、57キロ級は高野綺海(日本エースサポート)が、ともに初の頂点に立った。57キロ級で東京五輪3位の芳田司(コマツ)は決勝で敗れた。
今大会は9~10月の杭州アジア大会(中国)代表選考会を兼ねる。世界選手権(5月・ドーハ)代表勢は出場しない。
◆鈴木桂治・男子日本代表監督の話 世界選手権代表は出場しなかったものの、これから台頭してほしい若手がアピールの場と認識し、いい内容の闘いを見せてくれた。次につながる大会だった。
◆増地克之・女子日本代表監督の話 世界選手権代表が不在で、誰にでもチャンスがあると思っていた。全ての階級で第1シードが敗れ、若手が優勝した。来年のパリ五輪以降を見据えると、いい結果だったと捉えている。
(共同)