女子63キロ級準決勝で異例の判定変更があった。

最初は嘉重春樺(ブイ・テクノロジー)が勝利を宣告され、相手の立川桃(ALSOK)とともに畳を下りた。だが審判団から、嘉重が立ち姿勢のまま立川の肘関節を取ったとの指摘。映像を確認し、反則負けとなった。

大会の鯨井甫審判長は明らかな誤審があった場合、当該選手の次の試合前までなら結果を変更できると説明した。規定に定められているという。両者は再度畳に上がり、立川が勝者とされた。

問題の場面で右肘を痛めた立川は、決勝で10分超の熱戦を制して優勝。「こんなことがあるんだと思ったが、チャンスを絶対にものにしたかった」と語った。(共同)