女子個人70キロ級は嶋田春(新潟第一3年)が2連覇を果たした。決勝は出口成羅(開志国際2年)と延長にもつれ込む接戦を演じ、大内刈りの技ありで優勢勝ちした。

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女子70キロ級決勝は延長戦にもつれ込み、嶋田がもっとも得意とする大内刈りで決着した。「相手よりも『勝ちたい』という気持ちでは負けない」。強い思いで臨んだ試合で70キロ級2連覇を果たした。

相手は前日1日に行われた団体戦決勝、先鋒(せんぽう)戦で引き分けていた開志国際の出口成羅(2年)。チームは敗れていただけに意識しないはずがなかった。「組み手と技をしっかりかけることを意識した」と前日の課題をしっかりと修正し、勝ちきった。「団体では一本取れなかったので、個人では絶対取り返そうと思った」と声を震わせながら勝利を喜んだ。

昨年のインターハイは1回戦敗退と悔しい思いをした。「目標はベスト8以上に入ること」。連覇した勢いそのままに全国での上位進出を目指す。【大島享也】

【女子個人各級優勝者】

▼48キロ級 菊原優愛(開志国際)

▼52キロ級 長沢咲嬉(新潟第一)

▼57キロ級 土屋希心(北越)

▼63キロ級 田崎碧子(帝京長岡)

▼70キロ級 嶋田春(新潟第一)

▼78キロ級 藤川称希(開志国際)

▼78キロ超級 花木実友(新潟第一)