男子グレコローマンスタイルが行われ、60キロ級決勝で東京五輪銀メダルの文田健一郎(ミキハウス)は昨年王者のジョラマン・シャルシェンベコフ(キルギス)に6-11で敗れ、2019年以来3度目の優勝を逃した。文田はパリ五輪代表に決まっている。
67キロ級の曽我部京太郎(日体大)が3回戦、87キロ級の角雅人(自衛隊)は2回戦で敗退。ともに今大会での五輪出場枠を逃した。曽我部は東京五輪覇者のモハンマドレザ・ゲラエイ(イラン)に10-11で惜敗した。
五輪階級で5位以内の選手の国・地域に出場枠が与えられ、日本勢は3位以内で代表決定。24日の最終日を残して、日本勢は試合を終え、五輪階級男女計18階級のうち9階級で代表が決まった。
非五輪階級の72キロ級の原田真吾(ソネット)は3位決定戦で敗れ、63キロ級の池田龍斗(a.c.wals)は初戦敗退。
◆文田健一郎の話 自分のスタイルが確立しきれていないと感じた。もう一度、大一番で勝ちきる力を付けないといけない。誰に対しても自分の思ったレスリングを貫ける選手になりたい。
◆曽我部京太郎の話 相手に関係なく勝ちに来た。あと一歩のところで取れなかったのは、自分の取り組みが足りなかったから。もっとレスリングと向き合いたい。
(共同)