開会式で、実際のランナーとバーチャルの聖火ランナーが融合する演出が行われた。五輪メダリストら6人が聖火をつなぎ、最終点火者で東京五輪競泳男子200メートル個人メドレー金メダルの汪順が、会場外から走って現れたように設定されたバーチャル走者と同時に聖火台に火をつけると、場内に大きな拍手が起こった。
式典は環境に配慮して花火などで最先端のデジタル技術を駆使し、近代化した中国をアピール。3次元(3D)映像で自然や建造物、約5000年前に発達したとされる良渚文化の様子を表現するなど、実物とバーチャルを重ね合わせた。(共同)