日本勢の出場はなし。今大会で日本は男女計9階級で五輪代表が決まった。

女子は東京五輪金メダルで50キロ級の須崎優衣(キッツ)、53キロ級の藤波朱理(日体大)、57キロ級の桜井つぐみ、62キロ級の元木咲良(ともに育英大)、76キロ級の鏡優翔(東洋大)の5人。

男子はフリースタイルで57キロ級の樋口黎(ミキハウス)と74キロ級の高谷大地(自衛隊)、グレコローマンスタイルは60キロ級の文田健一郎(ミキハウス)と77キロ級の日下尚(三恵海運)の4人が五輪切符を獲得した。須崎、樋口、文田は2度目、他の選手は初の五輪となる。

女子68キロ級は石井亜海(育英大)が5位で五輪出場枠を確保。12月の全日本選手権を石井が制すれば五輪代表に決まる。違う選手が優勝の場合、石井との五輪代表決定プレーオフが実施される。

五輪出場枠を逃した男子の8階級は、日本協会が全日本選手権優勝者を来年の五輪アジア予選、世界最終予選に派遣する。枠を獲得すれば五輪代表に決まる。

◆日本レスリング協会・赤石光生強化本部長の話 (10階級で五輪出場枠獲得に)素晴らしい結果だと思う。若い選手が頑張ったし、重量級にも明るい兆しがある。パリに向け、今以上の結果を出していきたい。

(共同)