ショートプログラム(SP)4位の清水咲衣(18=木下アカデミー)はフリー106・37点で2位、合計158・56点の3位で表彰台を射止めた。

冒頭、3回転ルッツからダブルアクセル(2回転半)、2回転ループの3連続ジャンプを丁寧に決めた。後半にジャンプのミスが続き、「演技としては悔しいところが多くて、まだまだたくさん練習する所があるんですけど」と振り返ったが、同時に「表彰台に乗れてうれしいです」と喜びも沸いた。

課題に感じたことにも触れた。「シニアで戦うにはもっとダイナミックさが必要になる。練習でもっと、自分の最高の力を曲かけ練習で出して、緊張しても周りより目立つくらいダイナミックな演技が出来たら良くなると思います」と志した。

今年5月に本田ルーカス剛史(21=木下アカデミー)とのペア結成を発表。2種目で今季は演技を続ける。京都に拠点を移した春からは、適度に休憩時間を挟みながら、氷上では常に全力で取り組めているという。「密度の高い練習ができている」と実感してる。

今月下旬の西日本選手権(広島)進出を決め、今季からシニアに上がった18歳は、「西日本はもっと有名な選手出てくるので、その中でも自分の演技に自信を持って最後までできればいいです」と期した。