ソフトボールの決勝で日本は中国を4-0で下し、2002年釜山大会からの6大会連続優勝を果たした。

日本は4番内藤実穂が序盤で流れを引き寄せた。1回2死一塁からファウルで粘ると、外角球を捉えた打球が右中間フェンスを越えた。9月30日の前回対戦での球筋を頭に入れて臨み「自分の打撃ができた」と今大会初アーチに胸を張った。

アジア大会は2度目の出場。2018年は先輩の背中を追い続けたが、チームをまとめる立場になった。6連覇への重圧を感じながら大事な一戦で勝負強さを発揮。「チームメートがいいプレーを、いい表情でできたので良かった」と笑顔で仲間をたたえた。

◆宇津木麗華監督の話 6連覇が懸かっていて正直、すごく緊張していた。内藤の2ランですごく楽になったが、中国も勢いがあった。アジア大会で一番苦しいゲームだった。

◆上野由岐子の話 結果としては、ほっとしているというのが一番。こうして6大会に(続けて)参加できたことに本当に感謝している。(5回のピンチで好救援し)自分の球をしっかり信じて投げた。上手に抑えられて良かった。

(共同)