全日本バレーボール大学女子選手権(インカレ)が28日、東京・大田区総合体育館ほかで開幕する。10大会連続10度目出場の新潟医療福祉大(北信越学連2位)は、28日の1回戦で岐阜協立大(東海学連1位)と対戦。チーム一の得点力を誇るOP小川真央(3年)を中心に攻撃的バレーを全国でも発揮する。男子選手権には新潟大(北信越学連・3位)が出場。28日の1回戦で法政大(関東学連2部1位)と対戦する。

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魂のこもった振りでインカレ8強入りに導く。1回戦で対戦する岐阜協立大は昨年4月の中部日本バレーボール選手権で1-2で敗れた相手だ。攻撃の中核を担う小川は「本気で勝ちたい。4年生のためにも、自分が点を取って勝たせたい」と覚悟を持って試合に挑む。

浜野礼奈監督(47)が「うちのポイントゲッター。小川が決めてくれないと勝てない」と絶大な信頼を置く小川は、高い打点からの力強いスパイクを武器とする。週3回は行うと言うウエートトレで強化。本人は「周りと比べれば、まだまだ」と謙遜するが、ベンチプレスは入学当初から20キロ増の42・5キロまで上がり、パワーに磨きをかけた。

今年3月に腰痛のため戦列を離れた。「みんなが頑張っている中、自分は端っこでリハビリ。バレーやりたいし、差が開いていくのが悔しかった」と復帰した6月までの3カ月間、懸命にリハビリに取り組んだ。学生トレーナーの門脇友花と中村理子(ともに3年)が小川の弱点である体幹と筋力強化にフォーカスした練習メニューを与えた。小川は「2人がメニューを組んでくれて、そのおかげでパワーアップできた。本当にありがたい」。

小川にはインカレで掲げる目標がある。「1セット25点のうち、半分以上は自分が点を取りたい」。けがを乗り越え、進化して戻ってきた新エースが全国でも跳び続ける。【大島享也】

 

◆小川真央(おがわ・まお)2002年(平14)7月9日生まれ、山形県出身。中1から本格的にバレーボールを始め、3年時には県選抜に選出。山形商2年で春高バレーに出場した。好きなバレーボール選手は日本女子代表の古賀紗理那。身長174センチ。最高到達点295センチ。

 

 

○…主将のOH高橋胡晴(4年)は大会開幕を前に「楽しみでもあるけど、勝ちたい思いが強いです」と気持ちを高ぶらせた。インカレ予選の秋季北信越大会では金城大学(石川)に0-3のストレート負け。「優勝を目指していた中で結果が2位。本気で悔しかった」。その悔しさはインカレでぶつける。「チームとしてまとまれれば上に行ける。団結力を高めて、一戦必勝で勝ち続けたい」と話した。

 

◆高橋胡晴(たかはし・こはる)2001年(平13)4月28日生まれ、栃木県出身。小4からバレーボールを始め、中3では県選抜に選出。宇都宮中央女を経て、新潟医療福祉大に進学。好きなバレーボール選手は元日本女子代表の迫田さおり。身長177センチ。最高到達点287センチ。