新潟医療福祉大の男女バスケットボール部が、2日開幕の全日本大学バスケットボール選手権(インカレ=東京ほか)にアベック出場する。ともにインカレ北信越予選を首位で通過。男女とも、まずはブロックリーグ突破を狙う。【涌井幹雄】

【男子】新潟医療福祉大の男子はシンプルなプレーを追求してきた。ディフェンス力、シュート力、走力の3点だ。ブロックリーグでは周南公立大(山口)と拓大の2校と対戦する。主将のSG押金紘輔(4年)は「(強い)関東勢に地方大学でも勝てることを証明したい」と照準を拓大戦に絞る。メンバーの合言葉は「打倒関東勢」。地方大学からの攻勢をかける。

20年から指揮を執る若月弘久監督(63=准教授)も「拓大と大勝負」と話す。中学教員時代の96年に鳥屋野中を全中優勝に導いた闘将は「まずはインカレでベスト8」と当面の目標を全国8強に置いている。「関東大学リーグ1部の下位、いや2部の上位くらいの力がついてきた」と話す。だからこそ、拓大戦が実力を占う試金石になる。

他大学にいるような身長2メートル台の留学生は在籍していない。高さのない条件を補うのは持ち前の守備力、走力、シュート力だ。コンゴ共和国出身の父を持つ身長190センチのPFバガンブーラ・光シキラジョイス(3年)は「身体能力を生かして得点とリバウンドのダブル・ダブルで貢献したい。目標のプロへのキッカケになるプレーをしたい」と奮闘を誓っていた。

 

【女子】今年はチャンスと見ている。新潟医療福祉大の女子は、ブロックリーグ初突破を誰もが見据えていた。対戦するのは愛知大と八戸学院大(青森)。昨年はブロックリーグ1勝1敗で先のトーナメントに進めなかったが、小林真里奈監督(35)は「いつも以上にチャンスはある」と話す。ディフェンスで粘って走って、外角のシュートを量産するのが“お家芸”。主将のSG深瀬海波(みなみ=4年)ら3点シュートが得意な選手がそろっている。

対戦相手のデータ収集も着々と進む。学生コーチを中心に1年生らが手分けして対戦相手の資料を集めた。各地区大会のYouTube動画で相手の戦術を分析。愛知大、八戸学院大と地区で対戦した大学に連絡を取るなど、どんな細かいことでも参考にした。

それでも最終的には新潟医療福祉大のバスケットをコートで貫くだけ。年間を通じて強化してきたディフェンスとリバウンドを大会本番まで磨く。深瀬は「ポジションを問わず全員が守って走って、全員が得点する」とチームの強みを明かす。司令塔のPG金子ひな(4年)は「守備から流れを持ってきたい」とチームの特長をコートで引き出し、トーナメント進出に挑む。

◆競技方法 男女とも40校が出場する。16校はトーナメントから登場。ほか24校は3校ずつ8組に分かれたブロックリーグを戦い、各ブロック首位がトーナメントに進出できる。