史上3校目の3連覇を目指す東海大が、逆転勝利で決勝進出を決めた。

初対戦となる福岡大に2セット先取を許したが、そこから連続で3セット取り切り、3-2のフルセットで勝利した。強烈なスパイクでチームを救った宮部愛芽世(あめぜ)主将(4年=金蘭会)は、「チームとしても大きな自信になる。個人的にもチームが苦しい時に助けるという役割を果たせたと思う」と喜びをにじませた。

脅威の粘りだった。23-25、19-25で2セットを奪われ、後がなくなった第3セット(S)。一時は3点差まで離されたが、諦めなかった。16-18の場面で、ここまで徹底マークに苦しんできた宮部のアタックを皮切りに、佐々木のサービスエースなど5連続得点で一気に逆転。最後も宮部がラインぎりぎりにスパイクを打ち込み、25-23でセットカウントを取り返した。

第4Sは、立ち上がりから8連続、4連続と連続ポイントで突き放し、そのまま25-10で2-2のタイに戻した。運命の最終第5Sは、1-3とされた場面で、エースが本領発揮。宮部が4連続スパイクを決めて逆転に成功すると、最後も自らスパイクを決め、15-11で勝負を決めた。

前半戦はセッターとのコンビが合わず、ブロックにかかる場面も見られたが、「落ち着こうという話をした。助走も基本に戻した」と試合中に修正。チーム初となる2セット先取されてからの逆転勝ちに導き、「難しいとき、厳しいときでも、諦める理由がなくなった。みんなが今日のゲームでまだまだやり切れると思えた」と、大きな収穫を手にした。

3日の決勝は、春季&秋季リーグを制し、今大会失セット0と波に乗る筑波大と対戦する。春季は0-3、秋季は1-3でそれぞれ敗れている強敵だが、「競った回数が多いほど決勝に強くなれる。筑波より気持ちの面では1つ前に出て戦える」と言い切った。【勝部晃多】