スノーボードのW杯ハーフパイプが8日に中国の張家口・密苑で開幕する。昨季、初勝利を含む3連勝を挙げて女子種目別制覇を果たした小野光希(19=バートン)は「今季は大きな大会がない分、自分のやりたい技に挑戦できるシーズンにしたい」と見据える。

22年の北京冬季五輪9位から、昨シーズンは世界選手権3位と躍進。それでも頂点を逃した悔しさを胸に、オフは進行方向と逆向きに踏み切る「バックサイド」の技を中心に磨いた。これまでの横1回転半から2回転半に上げ「3方向で2回転半を出せれば評価されると思う」と実戦でも試していく。

今季は北京五輪3位の冨田せなが2季ぶりに復帰。休養中だった五輪2連覇のクロイ・キム(米国)も来年1月の冬季Xゲームの招待選手に名を連ねた。「五輪は先だが、強い選手が戻ってきて熾烈(しれつ)な戦いになる。雰囲気にのまれないように滑れたら」とライバル心を燃やす。

開幕戦の会場は、初出場で苦い思いを味わった五輪と同じ舞台。「パイプ自体が苦手という意識はない。何も考えずに新しい気持ちで挑む」と引き締めた。