国際オリンピック委員会(IOC)は8日、ウクライナに侵攻したロシアと同盟国ベラルーシの両国選手について個人資格の「中立」選手として来夏のパリ五輪参加を容認することを理事会で決めたと発表した。

スポーツ界の首脳を集めた5日の五輪サミットでは、国際競技連盟(IF)の代表者らが「できる限り早い」決断をIOCに要望。各国オリンピック委員会連合(ANOC)なども賛成し、IOC選手委員会も支持の姿勢を見せていた。

この問題では昨年2月の侵攻開始後、IOCが両国選手を国際大会から除外するよう各IFや大会主催者に勧告。しかし今年1月に方針転換し、3月に個人資格の「中立」選手に限定することなどの諸条件をIFに提示して復帰を促していた。

◆ウクライナ侵攻を巡るスポーツ界の経過。

2022年2月24日 ロシアがウクライナ侵攻開始

28日 国際オリンピック委員会(IOC)がロシア、ベラルーシの選手を国際大会から除外するよう国際競技連盟(IF)や大会主催者に勧告

3月 北京冬季パラリンピック開催。国際パラリンピック委員会(IPC)は両国選手の出場を条件付きで一度は容認も、直前に除外を決定

12月 IOCが開いた五輪サミットで、両国選手の復帰に向けて解決策を模索することで合意

2023年1月 IOCが「中立」など条件付きで両国選手の復帰検討を発表

9月 IPCがパリ大会に個人資格での「中立」選手としてロシア勢の参加を認めると発表

12月8日 IOCが両国選手の「中立」選手でのパリ五輪参加容認を発表