全日本スキー連盟(SAJ)の元会長で、伊藤組土建(札幌市)取締役会長の伊藤義郎(いとう・よしろう)さんが5日午後6時59分、老衰のため死去した。96歳。札幌市出身。葬儀・告別式は近親者のみで行った。後日、お別れの会を開く予定。

ジャンプの笠谷幸生選手ら「日の丸飛行隊」の3人が表彰台を独占した1972年の札幌冬季五輪当時から2018年まで札幌スキー連盟会長を務め、79年から10年まで国際スキー・スノーボード連盟(FIS)副会長、04年から10年までSAJ会長を歴任。ノルディックスキー世界選手権の札幌大会開催に尽力し、4度目の立候補で07年大会を招致した。

大会に足を運んでは、日本ジャンプ陣や複合陣の栄光の時代を現場で見守った。特にジャンプに対する思い入れは強く、物心両面で選手をサポートした。

70年に北海道建設業協会会長となり、90年に札幌証券取引所理事長、94年に札幌商工会議所と北海道商工会議所連合会の会頭にも就任するなど、北海道経済をリードした。テレビ北海道でも社長や会長を務めた。(共同)