昨年覇者のジェイテクトが、今月3日に閉幕した全日本インカレで「大学4冠」を達成した早大を3-0のストレートで退け、ベスト8進出を決めた。

今年のW杯バレーで正セッターとして来夏のパリ五輪出場権獲得に貢献した関田誠大(30)は、ミドルブロッカーを生かした多彩なトスワークで相手守備陣を翻弄(ほんろう)。最大6点差をつけられた第1セット(S)、23-24の場面では、同点に追い付くブロックも決めた。「あれはいい場面でしたんじゃないですか? よかったです」と、してやったりの表情で振り返った。

ストレート勝ちながら、28-26、25-21、25-23と、全てのセットで接戦に持ち込まれた。自身の大学生時代を重ね「(相手が)失うモノがないという気持ちでやってくることはわかっていた。普段より気持ちを入れて臨んだ」と警戒感を高めていたが、大学4冠は手ごわい相手だった。気迫あふれるプレーに「めちゃくちゃやりにくかった。僕たち、よく勝ったなと思う。3-0で勝たなかったらやばかった」と、胸をなで下ろした。

今年はディフェンディングチャンピオンとして臨む天皇杯。日本代表のエース西田有志が移籍し、火力の低下は否めないが、都築や村山ら向上心の強い若手選手がそろう。「もちろん優勝を目指してやっている。まず1勝できたので、また明日も頑張りたい」と、決意を示した。

早大の水町主将は、大学最後の試合を終え「皆の思いを背負って打ち込んだので、後悔なく終われた」と、すがすがしい表情で振り返った。【勝部晃多】