B1仙台89ERSがシーホース三河に77-81で敗れた。前半を42-36とリード。迎えた第3クオーター(Q)に逆転を許したものの、第4Q早々に追いつき、残り1分25秒までリードを維持。しかし、最終盤にミスがかさみ、勝ち切ることができず。藤田弘輝ヘッドコーチ(HC=37)は「負けるべきではない試合を落としてしまった」。9月の天皇杯で90-92と敗れたリベンジを果たせなかった。

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前回対戦の天皇杯では、90-78と12点リードで第4Q残り3分を切ったが、以降得点できず。逆転負けを喫した。阿部諒(28)はその試合を「最後のクロージングで、自分のミスで負けてしまった」と振り返っていたが、この日も同様、クロージングに課題が残る試合となった。

75-75で迎えた第4Q残り53秒、阿部の2点シュートが決まり、会場がドッと沸いた。「今度は勝てる」。そう信じるブースターの黄援も熱を帯びていたが、第4Q残り39秒、77-77と並ばれた後だ。仙台の攻撃、ネイサン・ブース(29)から阿部にボールを渡すところで、相手エースの西田優大(24)にスチールされ、そのままレイアップシュートを決められた。阿部は「チームとして一番やってはいけないところのミス」。コートに手をつき、うなだれた。阿部は「クロージングの部分で、僕たちのディフェンス、僕が一番…。簡単に西田選手にスリーを打たせてしまったり。責任が大きい」と言葉を絞り出した。

天皇杯に続き、悔しい敗戦。阿部は、「クロージングだけではなく、その前のところで僕たちのバスケットが重くなってしまっていた」とも振り返り、今日10日の第2戦に向け、「下を向いてしまったのはいけなかった。もう1度僕たちのバスケットを」と奮起を誓った。藤田HCは「臭いものにふたをせず、共通認識を持ってやるだけです」。ミスにしっかりと向き合い、前を向いて立ち向かう。【濱本神威】