NBAは9日、米ネバダ州ラスベガスで今季から始まった「インシーズン・トーナメント」の決勝が行われ、西カンファレンスを勝ち上がった八村塁のレイカーズが東のペーサーズに123-109で勝ち、初代王者に輝いた。

八村は途中出場し、8分37秒のプレーで得点なし、2リバウンドだった。レイカーズの選手は1人当たり50万ドル(約7250万円)の優勝賞金を獲得した。

金色の紙吹雪が舞うコートで歓喜に浸った。レイカーズが「インシーズン・トーナメント」の初代王者に輝き、八村はNBAで日本勢初のタイトルを手にした。「初のトーナメント、日本人初タイトル。初だらけですよ」と破顔一笑した。

途中出場した八村は、出だしこそ守備で機敏な動きを見せた。ただ難しい体勢で放った唯一のシュートを外すなど、リズムに乗れなかった。さらに反則がかさみ、後半は出番なし。それでも役者ぞろいのチームは勝負どころで真価を発揮した。

38歳のスター、ジェームズはゴールに何度も突進して24得点し、大会MVPに輝いた。41得点の相棒デービスとの息もぴったりで、相手を突き放す原動力になった。八村は「僕は全然活躍できなかったけれど、お互いをかばい合ってやるのはいいこと」とうなずいた。

優勝賞金の使い道を問われた八村は「妹たちの大学の学費ですかね」と優しい素顔をのぞかせた。「優勝するうれしさがこれからのシーズンにつながってくる」と今後に弾みをつけ、次に狙いを定めるのはリーグ制覇だ。