レギュラーラウンド(RR)2位のNECレッドロケッツが、皇后杯とリーグ制覇の2年連続2冠に王手をかけた。

前日24日の準々決勝でRR3位の久光スプリングスを破ったRR6位のトヨタ車体クインシーズと対戦。試合時間わずか1時間9分と、付け入る隙を与えないストレート勝ち(25-15、25-17、25-16)で、3日の決勝戦進出を決めた。

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NECのエース古賀紗理那は、自信に満ちた表情でチームメートとタッチを交わした。「対戦相手の対策というより、私たちが常に高いクオリティーでプレーしようと。それがしっかりと体現できた」。久光を破って勢いに乗るトヨタ車体にストレート勝ち。連覇に向け「(失セット0で)勝ち切れたのはチームとしての自信になる」とうなずいた。

「しっかり跳ぶところを跳んで、拾うところを拾おう」。凡事徹底が1時間9分の圧勝へとつながった。相手エースのファンヘッケをアタック決定率34%に抑え込み、攻撃陣を機能させず。2本のブロックポイントをマークした古賀は「高さのある選手なのでキル(ブロック)するのは難しいと感じていたが、中盤後半にかけてしっかり対策ができたのはよかった」と胸を張った。

もちろん、エースは守備だけではない。15本のアタック得点中、バックアタックでの得点が4。磨きをかけてきた得意技が、ここぞの場面で生きた。その高い打点と速さから金子監督が「男子みたいなバックタック。古賀にしかできない」と評する武器は、セッターとともに作り上げてきた。古賀は「しっかりとコミュニケーションを取ることで、後半にかけてしっかりたたけるところに持ってきてくれるようになった。ピンポイントでしっかりたたくことを意識している」と、その秘訣(ひけつ)を説いた。

決勝でも、古賀アタックをさく裂させる。相手は今季リーグ戦無敗のJT。昨年末の皇后杯では下しているだけに、勝利のイメージはできている。「緊張すると思うけど、体も心もしっかり準備をしたい」と引き締めた。【勝部晃多】