国際柔道連盟(IJF)は6日、アブダビで理事会を開き、「効果」のポイントを廃止することを決めた。今夏の北京五輪後に適用され、「1本」「技あり」「有効」の3段階となる。

 IJFのルールでは、投げ技の場合、相手を制しながら「速さ」と「強さ」をもって片方の肩や尻などを畳につくように投げたときを「効果」と定めているが、分かりづらく、柔道の魅力をなくすとして見直しを求める声が多かった。

 IJFには現在、日本人の理事が不在だが、議決権のない「指名理事」として全日本柔道連盟の上村春樹専務理事が理事会に出席した。