競泳男子200メートル自由形などの世界記録保持者マイケル・フェルプス選手(米国)も参加し、泳ぐことでマラリア予防用の蚊帳を購入するための募金を呼び掛ける「ワールド・スイム・アゲンスト・マラリア」が5日、世界中で一斉に行われる。日本でも同日、横浜国際プールでのイベントにシドニー五輪代表の萩原智子さん(27)が参加するなど各地で実施される。

 英国の慈善団体が中心となり、第2回の今回は世界で100万人の参加を目指し、5日以外にも行われる。日本事務局によると、2005年の第1回は世界で約25万人が参加。蚊帳約33万帳分に相当する約150万ドル(約1億5000万円)を集めた。萩原さんは「貧しい人や困った人に目を向ける機会になる」と話している。

 問い合わせは日本事務局、電話050・5534・3385、ホームページはhttp://www.worldswimagainstmalaria.com/まで。