北京五輪の女子マラソンを左太もも肉離れのために欠場した野口みずき(シスメックス)を指導する藤田信之監督は26日、マラソンの復帰戦は来年秋の海外レースになる可能性が高いことを明らかにした。来年8月の世界選手権(ベルリン)出場も視野に入れていたが、選考レースとの間隔などを考慮し、現状では消極的という。

 野口は軽いジョギングを再開していたが、けがが完治しておらず、9月中旬から再び治療に専念している。トラックも含めた今後の予定は白紙で、藤田監督は「来秋のベルリンやシカゴで、自己記録ぐらいの走りを見せられるのがいいのかなと思っている」と話した。