<剣道:第56回全日本選手権>◇3日◇東京・日本武道館◇出場64人

 27歳の正代(しょうだい)賢司5段(神奈川県警)が出場4度目で初優勝した。

 正代は準々決勝で昨年優勝の寺本将司6段(大阪府警)を破り、準決勝は米屋勇一6段(埼玉県警)に快勝した。若生大輔6段(北海道警)との決勝は延長の末、面を奪った。全日本剣道連盟によると、上段の構えの優勝者は25年ぶり。

 学生王者の畠中宏輔4段(国士舘大)は準々決勝で若生に敗れ、学生として30年ぶりの4強はならなかった。