陸上男子ハンマー投げの室伏広治(ミズノ)が12日、北京五輪の結果が5位から銅メダルに繰り上がったことを受け、愛知・豊田市の中京大で会見した。2、3位のベラルーシの選手がドーピング違反で失格になり、国際オリンピック委員会(IOC)の理事会が承認したことで、繰り上がりが確定。前夜10時すぎに、日本オリンピック委員会(JOC)から連絡を受けたという。「2大会連続のメダルは、非常に名誉なこと。でも、薬物違反があったことはさみしい。一緒に競技をしていた仲間ということもあり、残念です」と複雑な心境を話した。父重信コーチは「前回もそうだが、本来なら競技場で表彰されるべきです。それが実現できなかったことは残念です」と話していた。