来年1月の箱根駅伝に出場する東洋大が16日、埼玉・川越キャンパスで練習を公開した。

 今月1日に陸上部の元部員(同日付で退部処分)が強制わいせつの現行犯で逮捕され、監督と部長が辞任するなど、チームは揺れた。当時、5日間、練習を自粛した影響があるものの、徐々に落ち着きを取り戻してきた。佐藤監督代行は「数字に表れない、精神的な部分は計れない。このような形で参加させてもらうことになったので、変なレースはできない。面白いレースになる可能性もあるし、惨敗の可能性もある。1つでも順位を上げたい」と慎重に話した。

 山下りの6区を予定する大西一(4年)は「出場してよかったと思われるような走りができたらいい」、山登りの5区を希望する柏原(1年)は「自分は練習でも頑張って、チームを盛り上げられたらいいなと思います」と話していた。