<大阪国際女子マラソン>◇25日◇大阪・長居陸上競技場発着(42・195キロ)

 前日本記録保持者の渋井陽子(29=三井住友海上)が2時間23分42秒で大会8年ぶりの優勝を飾り、8月のベルリン世界選手権代表に内定した。序盤はスローペースで展開。30キロすぎに赤羽有紀子(ホクレン)と先頭集団から抜け出し、31キロ付近で赤羽を引き離してからは独走。そのままゴールテープを切ると、思わず涙ぐむ場面も見られた。

 「8年ぶりに帰ってこられて、すごくうれしい。東京がダメで、この大会に出るために、いろんな人に迷惑をかけた。ここで元気に走る姿を見せられて本当によかった」と喜びを語った。