フィギュアスケート男子の高橋大輔(関大大学院)が練習したリンクがあり、昨年3月末に閉鎖された岡山県倉敷市の保養施設「サンピア倉敷」について、岡山市の学校法人「加計学園」は24日、3億3000万円で落札したと発表した。

 同施設は、社会保険庁改革で売却対象となっており、練習する選手の父母や高橋らが存続を求めていた。加計学園は「リンクを積極活用し、地域にも利用していただきたい」としており、再開のめどが付いた形だ。

 施設の入札は24日に実施。リンクは、高橋が高校時代まで練習拠点にしていた。閉鎖後、保有する独立行政法人から岡山県スケート連盟が借り受け、自主運営していた。

 加計学園の加計孝太郎理事長は「今後、日本スケート連盟と話し合い、活用方法について検討を重ねたい」とのコメントを出した。(共同)