国際オリンピック委員会(IOC)が発表した評価調査書でリオデジャネイロが開催候補地として高い評価を得たのを受けて、ブラジルのシルバ・スポーツ相らが2日、リオ市内で記者会見。同相はルラ大統領の言葉として「(報告書は)世界がブラジルに寄せる信頼の証しだ。ブラジルは2016年五輪の開催地として確実だ」などと紹介した。

 会見にはパエス・リオ市長やカブラル・リオ州知事らも出席。治安に課題が残るが、新たな取り組みで成果を上げているとの指摘に、州知事は「評価は非常に前向きだ。われわれが築きつつある実績にIOCは信頼を置いている」と強調した。

 パエス市長もインフラや輸送面での問題も解決可能とした上で「(最終選定に向けて)報告書は大きな弾みとなる」と楽観的な見方を示した。